ADHDの薬代を節約できる!自立支援医療制度を活用していますか?

ADHDの治療は、主に投薬治療と通院精神療法の2つを同時並行して行われます。 ADHDの治療薬として現在認可さ […]

カテゴリー:ADHDと投薬治療   投稿者:   更新日:2016年10月30日


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ADHDの治療は、主に投薬治療と通院精神療法の2つを同時並行して行われます。

ADHDの治療薬として現在認可されている薬として、コンサータとストラテラの2種類があります。

どちらの薬にもそれぞれメリット・デメリットがあるので、主治医が患者さん一人ひとりに合わせて、どの薬を処方するか決めることになります。どちらかを飲む人もいれば、両方飲む人もいます。

しかし、ADHDで投薬治療を受けている人たちの共通の悩みは、薬代。

コンサータとストラテラ、どちらも非常に高いお薬なのです。

コンサータ18mgは、1錠337.80円。

ストラテラ40mgは、1カプセル461.2円。

健康保険の3割負担でも、1錠/カプセルあたり100円以上かかるのです。

そして日本では、これらのジェネリック医薬品はまだ認可されていません。

そのため、1か月の薬代だけで数千円から1万円を超えてしまうことも少なからずあり、薬代の高さは悩みの種となっています。

「自立支援医療制度」を活用しよう!

お金がかかるから通院や投薬治療をためらってしまう。そんなことがないように、通院での医療費負担を軽減するための制度を積極的に活用しましょう。

厚生労働省が定めた制度に「自立支援医療制度」というものがあります。

精神科での通院治療は長期にわたるものが多いため、患者が負担する医療費の負担を減らすことを目的としたものです。

原則として1割負担、月の上限を超えた場合は負担金なしで医療を受けることができる制度です。

制度の対象は?

精神科/神経科/心療内科で通院治療を続ける必要のある方が対象です。

厚生労働省の資料にはこう書かれていま。

何らかの精神疾患(てんかんを含みます)により、通院による治療を続ける

必要がある程度の状態の方が対象となります。

対象となるのは全ての精神疾患で、次のようなものが含まれます。

  • 統合失調症
  • うつ病、躁うつ病などの気分障害
  • 不安障害
  • 薬物などの精神作用物質による急性中毒又はその依存症
  • 知的障害
  • 強迫性人格障害など「精神病質」
  • てんかん など

ADHDを含む発達障害は明記されていませんが、精神科などで治療が行われるため、自立支援医療制度の対象となります。

どんな治療が対象となりますか?

精神科/神経科/心療内科の、外来での診察、投薬治療、デイ・ケア、訪問看護などが対象です。

入院した場合は制度の対象外です。

また、カウンセリングは院内で行われる保険適用の場合のみ対象となります。院内で行うカウンセリングでも、カウンセリング料金が実費負担の場合は、自立支援制度の対象者でも実費となるので注意が必要です。

どこの病院に行っても自立支援制度の対象となりますか?

申請時にあらかじめ決めた病院・クリニック、薬局、デイ・ケア、訪問看護ステーションなどが対象です。

かかりつけの主治医を決めて治療を受けることが重要です。

また、処方箋で薬を処方される場合は、普段飲んでいる薬の在庫が常にある薬局を選びましょう。コンサータやストラテラを取り扱っていない薬局も少なくありません。事前に電話で取り扱い状況を確認するのがおすすめです。

申請はどのようにして行いますか?

申請に必要なもの

  1. 医師の診断書(自治体ごとに決められた形式があります)
  2. 住民税の課税証明書・非課税証明書・生活保護受給証明書
  3. 健康保険証

以上の3点を持って、区市町村の担当窓口(障害福祉課、保険福祉課など)に出向いて申請します。

担当窓口で「自立支援の申請をお願いします」と伝えれば、申請書などが渡され、説明を受けながら申請の手続きを進めることができます。

かかりつけの病院にソーシャルワーカーがいる場合は、相談すれば申請について詳しく教えてもらえます。

住民税の納税額によって、月の自己負担の上限額が異なります。

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厚生労働省webサイトより)

申請してから審査が完了するまで、およそ2か月ほどかかる場合が多いです。

受給が決定したら

「自立支援医療受給者証」と「自己負担額上限管理表」が届きます。

通院や薬局に行く際には、必ず持参してください。毎回、受付での提示が求められます。

診察券と一緒にケースに入れるなどして持ち運ぶのがおすすめです。

期限はありますか?

原則として1年が期限です。そのため、期限内に更新をする必要があります。

有効期限終了の3か月前から更新申請が可能です。

更新を忘れてしまうと受給対象から外れてしまい、3割負担になってしまうため、あらかじめカレンダーに更新期限日を書き込むなどして、期限切れを防ぎましょう。

勤務先などに精神科通院が分かって不利益を被ったりしませんか?

自立支援医療制度を使っていることについて、勤務先などがその情報を知り得ることはほぼありません。

また、家族などに通院の事実が知られたくない場合は、市町村の担当窓口の方にその旨を伝えれば、通常は郵送での受給者証発行を窓口受取にすることなども可能です。

おわりに

ADHDの治療は、薬代が高いことがネックになっています。

安心して継続的に前向きに治療を進めるためには、自立支援医療制度を積極的に利用することをおすすめします。

参考リンク: 自立支援医療(精神通院医療)について|経済的な支援|治療や生活に役立つ情報|みんなのメンタルヘルス総合サイト

 が書いた記事です

エッセイスト、フリーライター。30代前半のADHD・ASD当事者。小学校教員から会社員を経て、「障害」の言葉にとらわれない生き方を日々模索しています。

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