薬のことは薬局の薬剤師に聞こう!かかりつけ薬剤師制度をご存知ですか?

目次1 はじめに2 薬は体に作用する。だから効果も副作用も、怖い。3 精神科や心療内科ってどこも混んでいません […]

カテゴリー:ADHDと投薬治療   投稿者:   更新日:2017年5月30日


はじめに

今回のテーマは「薬剤師」です。普段投薬治療を行なっている人で、薬剤師によく相談をする人というのは、意外と少ないような気もします。しかし、多くの当事者にとって薬に関する悩みは、もっとも切実な問題のひとつなのではないでしょうか。

今回は、そんな薬物療法について考えるにあたって、薬の専門家である薬剤師にどのような支援を求めることができるのかを考察していきます。

薬は体に作用する。だから効果も副作用も、怖い。

重度の精神障害であれ、ちょっとした不眠などような軽微な症状であれ、精神科や心療内科に受診をすれば、薬を処方される場合が多いと思います。しかし薬は往々にして、効果の強い薬ほど副作用も大きく、有用な薬ほど医師の処方が必要となる場合が多いものです。

私グレースも、社会人になってからADHDが発覚し、コンサータの処方を受けたことでその後の生活が劇的に変化した経験があります。それによりADHDの症状は劇的に改善し、生活の質も大きく向上したものの、薬の副作用をきちんとコントロールするために、様々な工夫も必要でした。(詳しい経緯は、「ADHDの処方薬、コンサータについて(生活の記録編)」を参照のこと。)

精神科や心療内科ってどこも混んでいませんか?医師とちゃんと話せていますか?

私自身もADHDの処方薬「コンサータ」を毎日服用しています。そのため薬物療法の恩恵を日々実感しています。しかし、実は現在かかりつけの医師からは、あまり効果や副作用について、詳しい説明を受けたことがありません。

もちろんこのあたりは、親身になってくれる医師を探すことも重要になってくるかと思います。しかし、評判のよい医者ほど予約もとりにくく、あまりじっくり相談に乗ってもらうことも難しいのが現実だと思います。

しっかり親身に相談に乗ってもらえれば患者の立場ではたしかにありがたいですが、大量に診療待ちの患者をかかえた医師にそうしたことを期待しすぎるのは現実的ではないのかもしれません。

私が会社を欠勤し、はじめて心療内科を受診することを決めたときも、近所の病院にあちこち電話をしてみたものの、初診はどこも一ヶ月近く待たなければならないと受付で断られ続けてきました。そんななか、やっと当日の予約を受け入れてくれた病院が、今通院している病院です。

今では、それまで誰にも発見できなかった自分の障害をみつけ、診断を下してくれたその医師にはすごく感謝もしており、今後もお世話になりたいとも思っています。しかし、心の病についての社会的関心が非常に高くなっている今日、精神科医の社会的ニーズは日々高まり続けているように思います。頼りになる医者を一人見つけて、個別に信頼関係を作っていくことは、決して簡単なことではないようです。

精神障害の場合、症状そのものの辛さもさることながら、症状が外部からは見えないために、周囲の理解を得られずに孤立感に悩まされることが多いと思います。それに加えて、薬によって引き起こされる目には見えない副作用についてまで、同様に誰に相談すればよいかわからずに抱え込んでしまいがちだというのは、皮肉な話ではあります。しかし、本人がまず自分から動いて、まわりにかなり上手に協力を求めていかない限り、自然とこうした状況になってしまうということも、簡単には変えられない厳しい現実だと思います。

かかりつけ薬剤師制度について

ところで、これは私も最近知ったことなのですが、薬局にも「かかりつけ薬剤師制度」というものがあります。これは、平成28年度に開始されたものです。医者にも主治医がいるのと同様に、薬に関する患者の悩みや相談事も、選任の薬剤師に継続的にフォローしてもらうことができるという制度です。

「かかりつけ薬剤師制度」は、日本調剤という薬局が行なっている取り組みで、所定の書類に一筆サインをすれば誰でもすぐに始められる取り組みです。(私もつい最近サインをして、開始しました。)

私が以前聞いた薬剤師によれば、基本的には、長期的な服薬が前提となる薬の処方の際には、誰にでも推奨しているもののようです。また、薬局の店舗名にかかわらず、日本調剤のどの店舗でも行なっている取り組みのようです。利用にあたっては、60〜100円ほどの追加料金がかかるので、自立支援医療などの他の支援制度との組み合わせで検討してもよいかもしません。

私が薬局からいただいたチラシを下記に掲載しておきます。

 

まとめ

餅は餅屋」という諺がありますが、薬のことを薬剤師に教えてもらうというのは、意外と多くの人にとって盲点なのではないでしょうか。しかし思い出してみると、薬の処方の際に、薬剤師に生活状況のことなどを聞かれることは珍しくありませんね。

薬の副作用に悩んでいる」という悩みも、「自分の治療方針について、あまり専門家にしっかり相談できていない」という悩みも、多くの当事者にかなり共通するものだと思います。

こうした制度は、うまく活用できれば、それらを同時に解消していくチャンスになるかもしれませんね。興味のある方は、ぜひ近場の薬局に問い合わせてみてください。

 

参考資料:日本調剤 かかりつけ薬剤師について https://www.nicho.co.jp/kakaritsuke/seido/

 が書いた記事です

ADHD(不注意優勢型)とASDの診断を約一年ほど前にいただいた発達障害当事者です。新卒入社後に仕事でつまずき、間も無く診断された新米社会人。自分のキャリアについて模索(迷走ともいう)する日々を記事にしています。

twitter:https://twitter.com/grace_adhd

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