ADHDを抱えるママへ 〜乳幼児期の子育てで困ったことと対処法〜

どうして私だけ、上手く子育てが出来ないんだろう。 どうしていつも、こんなにイライラしてしまうんだろう。 愛おし […]

カテゴリー:ADHDと育児   投稿者:   更新日:2017年6月1日


どうして私だけ、上手く子育てが出来ないんだろう。
どうしていつも、こんなにイライラしてしまうんだろう。
愛おしい我が子のはずなのに、どうして嫌いになる時があるんだろう・・・。

保健師さんやパパに相談してみても、ADHDを抱えるママの悩みを共感してもらうことは難しく、ママは一人で悩みを抱えています。

1歳9ヶ月の息子が居る筆者は、10代の時にADHDとLD(学習障害)と診断されました。
「健常のママより、困難な子育てになるだろうな」と、覚悟を持って出産し、育児へと挑んだのですが、予想以上に子育ては困難で孤独でした。

今回は、ADHDを抱えるママへ、乳幼児期で困ったことと対処法を、筆者の実体験を交えてご紹介いたします。

予防接種や乳児健診を忘れてしまう

慣れない子育てに追われることにより、物忘れがより際立つようになります。

生後3ヶ月頃から昼夜の区別が付くようになり、授乳やねんねの時間などの生活リズムが徐々に整ってきます。
ある程度パターン化することで、ADHDを抱えるママも、少しだけ育児に余裕が出てくるようになります。

しかし、生後2ヶ月頃からイレギュラーなイベントである予防接種が始まります。
生後3~4ヶ月頃からは定期的に乳幼児健診も受けなければなりませんので、”スケジュール管理をする”ということが必要になります。

予防接種の場合は、それぞれのワクチンに合った接種間隔を間違えないようにしっかり把握し、予防接種の予約も忘れずに取る必要があります。

筆者はADHD以外にLD(学習障害)もあるので、ワクチンごとの接種間隔を理解することが出来ませんでした。
「もう分らないなら医者に丸投げしてしまえ!」と、かかりつけの小児科の先生に予防接種のスケジュール表の作成と、それぞれの予約を同時にしていただきました。
嫌な顔をされるどころか、慣れているようでスケジュール表を書面で作成してくれました。

何度でも後で見直せれるように、スケジュール表は書面で作ってもらうことをお勧めします。

あとは筆者がいつもスケジュール管理をしている通り、スマホにスケジュールを登録して、前日の夜にアラームを設定しておきます。
寝る前には予診票の記入を済ませておき、母子手帳などの当日必要な持ち物を全て用意しておくと、忘れ物対策になりますよ!

 

してほしくないことをされるストレスを感じるようになる

どうしても譲れない「こだわり」を持っている人も多いのではないでしょうか。
ADHDなどの発達障害の人は、あるものごとや状況に執着して、いつもと同じ状態を保とうとします。
大人の発達障害に多い「こだわり」とはどんなもの?アスペルガーとADHDより)

 

この「こだわり」を、第三者に乱されることが苦手という人が多いですよね。

筆者の場合、物を失くしたくない気持ちが強いので、失くさないように・見つけやすいと同時に使いやすいようにと、考えて工夫して物を収納しています。

生後7~8ヶ月頃になると、赤ちゃんはハイハイやズリ這いを始めるようになります。
生後9~10ヶ月頃には、つかまり立ちを始めるようになる子も出てきます。
早ければ、生後10ヶ月頃に歩き出す子もいます。

赤ちゃん自身が自分で好きに動けるようになると、ADHDのママを悩ますのが触って欲しくない物に触られることです。
引き出しを断りも無く勝手に開けて、中にしまってある物をひっぱり出します。
筆者は引き出しを出されることも嫌でしたが、大事に物をしまっている家具に触れられることがそもそも苦手でした。

そこで、100円ショップに売っている引き出しロックを使って、引き出しや扉を開けないようにしました。
収納しきれない物は、全て高いところに置くようにしました。
立ち入って欲しくないキッチンや脱衣所などには、ベビーゲートやベビーサークルを使用しました。

引き出しや扉が開かないと分っているだけで、とても安心することが出来ます。
まだ言葉が通じない赤ちゃんに向かって「触らないでって言ったでしょ!」と声を荒げることもなくなりました。
色んなものに触れさせるのも必要ですが、それがママのストレスになるなら、ある程度限定することも必要です。

ママが安心して赤ちゃんが好き勝手出来る場所を作ってあげることで、随分とイライラが軽減されますよ!

理想の母親像に縛られる

筆者の場合、10代の時にADHDとLDだと診断を受けたこともあり、“他のママ”に劣らないように“しっかりしたママ”になろうとしたことがありました。

一度理想を持ってしまうと、その通りにならなければ気が済まなくなってしまいます。

しかし、ADHDの私が“他のママ”と同様に“しっかりしたママ”になれる訳がないんです。

そもそも“しっかりしたママ”なんて、この世に1人として居ないんですよね。
私が私自身を認めてあげるのではなく、よく知りもしない“他のママ”と比べる必要なんてないんです。

慣れない育児に加え、息子の場合は9ヶ月まで昼夜を問わず2時間おきに授乳していました。
常に寝不足でイライラしている中で、家事も子育ても完璧にしようと必死になっていました。

まだ赤ちゃんの息子に、出る限りの大声で怒鳴ったこともありました。
あの時、私がADHDの私を認めてあげれていれば、あんなに毎日イライラしていなかったのではないかと思います。

寝不足で体調が悪い日も多かったので、私が今日の私を認めてあげていれば、「夕食はお惣菜でいいや」「離乳食はベビーフードにしよう」と、毎日の家事・育児に手を抜くことが出来ていたと思います。

慣れない子育てと平行して、今まで通りに家事や仕事をしようとしているADHDを抱えるママ・・・
常に綺麗な家で、綺麗な衣服を着て、手作りの食事を用意するのが愛情の全てではないですよね。

”今日のママ”を認めてあげて、手を抜けるところは手を抜くようにしましょう。

楽しく子供を育てたい

自分の思うようにならないことが当たり前の子育ては、本当に大変です。
ADHDを抱えるママの悩みは、旦那さんや保健師さんなどに共感してもらうのが難しいんですよね。
悩みを一人で抱えて、終わりが見えない赤ちゃんとの生活は本当に孤独です。
そんな毎日があまりにも辛くて、「私がADHDだから上手く子育てが出来ないんだ」と、自分を責めてしまう人も多いと思います。
特に初めての育児だと、育児と平行して今までと同じように家事や仕事をしようとしてしまいがちになります。

ですが、ママだって人間なんです。

全てを完璧にしようとしなくて大丈夫です。
家事も育児も仕事も完璧に出来るママなんて存在しませんし、他のママと比べる必要もありません。

毎日お疲れ様です。今日のママの体調や気分を最優先に、ママ自身が、ママの努力を認めてあげてくださいね。

 

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